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  • ZOO中の人

【顧客起点マーケティング-備忘録 vol.3】沖縄そば屋が「顧客起点マーケティング」に取り組んだら。


沖縄そばのイメージ

仮想店舗のプロフィールは?

「沖縄そば」のお店って、県内にどれだけあると思います? 食べログの掲載店舗数だと、県内で530件余り(那覇市内だけでも130件以上)になります。 そんな中の仮想店舗である「そばZOO」(仮称)の顧客起点マーケティングへの取り組みを追ってみたいと思います。

そばZOOは、那覇市の住宅街にあるお店で、3階建ての1階にある。駐車場は狭いながらも3台分あり、近くにはコインパーキングのほか、広い駐車場のあるスーパーがある(でも、そこに止めてください、と推奨はしてませんm(_ _)m 店内は4人がけのテーブルが3卓に、4人が座れる座敷席が2組分の、計20名も入ると満席いっぱいいっぱいな感じです。店作り自体はよくある食堂のオーソドックスですが、それでも今っぽい感じのカフェ風なイメージも感じさせます。

板前さんはオーナー兼店長のAさん。奥さんのB子さんが会計、フロアをみています。 Aさんは他の店で修行したわけではなく、会社員をしながら趣味で沖縄そばをつくっては周囲に振る舞っていて、それが思いのほか好評で定年を機に近所でちょうど空き物件となっていた食堂をほぼ居抜きで借りて開店しました。

自慢はかなりこだわったスープ。基本的な味付けはお塩、鰹節、豚出汁、そして秘密のオリジナル調味料。麺は馴染みの製麺所にオリジナルで作ってもらった、ストレートの細麺。 またトッピングの三枚肉、ソーキ、かまぼこの他、全商品に薄焼きの卵焼きが乗っかってます。昔(50年くらいかな?)の多くの食堂の沖縄そばには、薄焼きの卵焼きが乗っていた、ということらしく、それにならったらしいです。

で、そばZOOってどのくらいのTAM顧客数なの?

次にそばZOOが狙っている顧客の規模について考えてみよう。 実はまだTAMを考える前に、WHO&WHATを少し準備する必要があります(TAMまで、もう少しお待ちくださいm(_ _)m)。 つまり、「那覇市内で働くサラリーマン」といったセグメントではなく、そばZOOの提供する沖縄そばを「これ、いいね」と認めてくれるのは誰か?というニーズやインサイトといった内面をイメージする必要があるかな、と。 まずは大雑把に挙げると、

  • WHO:県内各地のお店を巡っている沖縄そばウォッチャーな人

  • WHAT:こだわりスープが自慢の沖縄そば

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  • WHO:忙しい仕事を一瞬でも忘れるために来店してくれる人

  • WHAT:居心地がいい、最高に美味しいのに家で食べてるような空気感の店舗

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  • WHO:いつ誰を連れて行っても「美味い」と言わることに喜びを感じる人

  • WHAT:毎日通っても変わらぬ味、旨さと言われるが、実は気温や湿度、トッピングに付け合わせ、その日のお客さんの顔を見て、少しだけ変化を加えている沖縄そば

とこのようにターゲットとするお客様のイメージをある程度想定し、これらのようなWHOを含めたTAM顧客数を算出していきます。

今回はここまで。 次回、そばZOOのTAM顧客数を割り出してみます。

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